はじめに

みなさんは「商業高校」についてどんなイメージを持っていますか?
資格がとれる?部活動が活発?就職に有利?商業=お金??
そんな「??」をみにいってみましょう!

商業高校生の1日

まずは先輩たちの1日を、少しだけのぞいてみましょう!

ある学校の生徒の1日の行動表です。1日の授業のうち、平均3時間くらい商業科目の勉強をしています。

商業高校で学習する専門科目の一部を少しだけ簡単に紹介

みなさんはお小遣い帳をつけたことがありますか?1か月の入ってきたお金と、出て行ったお金を記録して、あといくら使えるのか?無駄遣いが無かったか?それを見ればすぐにわかりますよね。
会社も同じようにお金の出し入れを記録して計算し、整理しています。
でも、世の中には数えきれないほどの会社があるため、誰もが共通して使えて、誰が見てもわかりやすいルールが必要です。どう記録して計算し、どのように整理するのか、そのルールを学んでいくのが「簿記」なんです。
「簿記」を学べば、会社の内側が見えてきますよ!

中学校の授業でも、パソコンを使用した授業はありますよね。一言でいうとそれよりもレベルの高い内容を学んでいきます。「簿記」の説明でも書きましたが、会社は色々な情報を、会社の成長のために使用しています。お金の流れや、何万人もいるお客様の情報、取引先や商品、そして売り上げのデータなどなど……挙げればキリが無いほどの情報を、見やすく、そして安全に処理していかないといけません。
会社にとって必要な情報を、正確に処理していく能力。そんな能力を身に付けられるのが「情報処理」です。ワードやエクセルといったソフトを、完璧に使いこなせる人になりましょう!

みなさんゲームは好きですか?そのゲームはどうやって作られているか知っていますか?どこで敵が現れ、どんな攻撃をしてきて……すべて、人が作ったプログラム通りに動いているんです。
頭の中にあるイメージを、モノとして生み出していく。そんな力を「プログラミング」を通じて身に付けませんか!
「プログラミング」を通して得ることのできる“ゼロから1を生み出す力”や“問題を発見し、解決するための論理的な思考力”はこれからの社会で求められる重要な能力なんです。商業高校で「プログラミング」の知識や技術を基礎から学んで、将来どの産業(仕事)でもITを使って活躍する事のできる実践力を身につけましょう!

進路について

「商業高校=就職」というイメージが強いですが、実は進学にも力を入れているのです。
地元就職や資格を活かした進学等、幅広い進路選択ができるのが商業高校の魅力の1つなんです!

進路の割合。進学が59.4%、就職が40.6%。多くの先輩たちが夢に向かって努力を続けています。

勉強だけでなく、部活動にも力が注げる学校!

勉強と同じように、学校全体で部活動を応援しているため、多くの部活動が上位大会へ出場しています。

主な商業高校の近年出場した上位大会実績

松江商業高校
陸上部、バスケットボール部、ソフトテニス部、弓道部、剣道部、水泳部、野球部、サッカー部、バドミントン部、卓球部、バレーボール部、ソフトボール部、吹奏楽部、商業研究部、コンピュータ部、珠算部、簿記部、ワープロ部
出雲商業高校
ソフトボール部、剣道部、陸上部、ソフトテニス部、野球部、バドミントン部、吹奏楽部、簿記部、経済調査部、珠算部、ワープロ・コ ンピュータ部
浜田商業高校
郷土芸能部(石見神楽) 文芸部、陸上部、弓道部、IT商業研究部
情報科学高校
剣道部、バレーボール部、バドミントン部、ソフトテニス部、陸上部、放送部、ワープロ部

詳しい結果は各校ホームページで確認してみよう!

在校生アンケート

現在商業高校で学んでいる生徒の皆に質問してみました

入学前の商業高校のイメージ

入学前のイメージアンケート。資格が沢山取得できる 20%、パソコンの事ばかり勉強している 30% など

学んで分かった商業高校の魅力

在学生へのアンケート。普通学校では学べないことが沢山ある、人と触れ合う行事が多いなど、他にも数多くの意見がありました。入学してみると「商業」の魅力がたくさん感じられるみたいだね。

在校生の言葉

出雲商業高等学校3年(出雲市立浜山中学校出身)

私が出雲商業高校に入学してよかったと感じることは、高校生のうちに簿記の知識とパソコ ンスキルを身に付けられたことです。現代社会では、簿記の資格、ITスキルが大変注目されていて、大学入学後や社会人になってから学ぼうとする人も多くいます。
そんな中、私は高校生のうちにそれらの知識を身に付け、資格を取得することができました。先生方も大変熱心で、資格取得に向け生徒に寄り添った指導をしてくださいます。
中学生の時は、中学校と引き続き普通科の学習を続ける選択もありました。しかし、高校生から専門的知識を身に付けたことは私の強い武器になっていますし、大学入学時点でも他の人より一歩リードしてスタートラインに立つことができるので、今は出雲商業高校に入学し、3年間学べたことにとても満足しています。

浜田商業高等学校3年(江津市立江津中学校出身)

私が商業高校に入学した理由は、将来は就職しようと考えていたからです。多くの資格を取得しやすく、先生方がしっかりとそのサポートをして下さるため、勉強をしやすい環境が整えられています。また、2学年になると、商業科と情報 処理科に分かれるため、それぞれ専門的な授業を受けることができます。簿記や情報処理など 電卓やパソコンを使っての授業が多く、進学を考えている人にとっても将来に活かすことができます。
また、毎年開催されている浜商デパートでは、 生徒が実際に商品を仕入れ、お客様に販売をし ています。全校生徒が一丸となりとても盛り上がる学校行事です。
中学生の皆さん、まずはオープンスクールに参加してみませんか。そして浜田商業高校で充実した高校生活を送りましょう!

情報科学高等学校3年(安来市立広瀬中学校出身)

私が情報科学高校に入学した理由は2つあります。1つ目は、普通科高校ではできないことを やってみたいと思ったからです。2つ目は、中学校で剣道部だったので情報科学高校で剣道を続 けたいと思ったからです。
情報科学高校での日々は毎日が充実しています。勉強では、先生方が分からないところを丁寧に教えてくださるので、いい学習ができます。この3年間で資格取得にもたくさん挑戦しました。私の周りには国家資格を取った人や検定の1級をいくつも持っている人が何人もいます。
また、部活動も3年間頑張ってきました。最高のチームメイトと先生に囲まれ、思いっきり剣道をすることができ、本当に楽しかったです。
情報科学高校は、情報ITフェアをはじめとするさまざまな取り組みを評価していただき、文 部科学省の指定校になりました。来年度の1年生からタブレットを1人1台持って授業をするようになるなど、これからますます進化していく学校です。
中学生の皆さん!情報科学高校で、自分の未来を切り拓いていきませんか?

松江商業高等学校3年(松江市立第四中学校出身)

私は松江にある企業に就職し、活躍したいという思いを持っていました。就職時に即戦力として活躍できるためにはビジネスにおける知識や 技術が必要だと思い、普通高校ではなく、松 江商業高校への入学を決めました。松江商業高校では簿記や情報処理のみならず、ビジネスの諸活動を深く学ぶことができます。また、検定取得に積極的に取り組み、合格することで自分の自信につながりました。
松江商業高校は部活動にも力をいれています。私は弓道部の主将として部活動を牽引しながら、仲間の大切さを学ぶことができました。
高校での学びの中で、もっと人間性を高めて社会で活躍したいと考え、就職ではなく、長崎大学への進学に進路変更をしました。3年間、松江商業高校で得た経験を次のステージでも生かして行きたいと思います。
中学生の皆さん、ぜひ松江商業高校に入学して充実した高校生活を送りましょう。

資格を生かして進学・就職 卒業生の言葉

情報科学高等学校(令和元年度卒)進学先 国立大学

私は、高校在学中に取得した資格を活かしてS大学に入学しました。その資格はITパスポートや基本情報技術者といった情報系の国家資格です。今は更に上のレベルの応用情報技術者の取得に向けて勉強を進めています。
昨年、大学のイベントで企業の方のお話を聞くことができる機会がありましたが、基本情報技術者や応用情報技術者などの国家資格を取得した人は、採用担当者から「コツコツと努力ができる人」と見られるみたいです。私は企業からそう見られる人材なのだと嬉しく思い、自信が付きました。
皆さんは人によって進学や就職と進路は違いますが、どちらにしても勉強できる時間はあります。是非、将来の自分に役立つ資格を狙ってみてください。

浜田商業高等学校(令和元年度卒)就職先 IT業界

私は中学生の頃から高校卒業後は就職をしようと考えていました。
当時何か好きな分野があったというわけではありませんでしたが、ビジネスマナーや就職に関してのことを学ぶことが できるので商業高校に入学しました。
入学後は、情報処理やプログラミング、簿記、会計など中学生の頃には触れることとのなかった教科について学習することができます。それに加えこれらの教科は資格を取得することが可能です。私自身、在学中に情報処理の分野に興味を持ち、多くの資格取得に挑戦しました。資格を取得することで、就職時にとても有利になります。 私の場合、面接の時には自分の強みとして自信を持つことができました。今現在では、プログラミングを主な仕事として、高校時代に学んだことを活かしつつ、さらにスキルアップを目指しています。
みなさんも商業高校で専門科目の学習、資格取得を通して自分の新しい道を見つけてみてはみませんか。

松江商業高等学校(令和元年度卒)進学先 国立大学

私は松江商業高等学校を卒業しました。現在はS大学に進学し、主に情報の分野について学んでいます。 
私が松江商業を選んだ理由は、部活と勉強のどちらにも力を入れたかったからです。進学校などとは違い、実際に社会に出てから役立つスキルやビジネスマナーを学び、自分の強みになる高難易度の資格を取得することができます。特に簿記検定や情報系の検定は、実用性も高く、就職や進学の際の アピールポイントになります。検定前になると検定取得のための補習もあり、学校側も検定取得に向けての最大限のサポートをしてくれます。
また、多くの部活動に力を入れていて、中国大会やインターハイなどに出場する部活動も少なくありません。その実績がかわれ進学や就職をする人もいます。
まだ大学進学か就職に迷っている人、部活動に力を入れた 人はぜひ松江商業に進学してみて下さい。

出雲商業高等学校(2019年度卒)就職先 公務員

商業高校の魅力は、社会で役立つことを多く学べ、知識や経験を活かし、即戦力になれることだと思います。私は、高校卒業後に就職をしようと考えていたため、社会に活かせることが多く学べる商業高校に興味を持ち、入学を決めました。
高校では、簿記、電卓、マーケティングなどの多種多様な授業や検定を受けることができ、幅広い知識を得ることができます。また、出商デパートや毎週朝礼で行われるビジネスマナーで培った礼儀やマナーを社会で活かすことができます。
私は現在、税に関する仕事を行っており、簿記で学んだ知識が役に立っていると感じています。また、事務的な仕事ではパソコンや電卓を使う機会が多く、使い方や便利機能などの基本的な部分が身についているため、仕事の効率化につながっています。
就職してからも日々勉強の毎日なので、学生の頃の勉強時間が大変貴重であることを実感しています。高校生のうちに多くの資格を取得でき、将来の幅を広げることができるのも魅力の一つです。高校卒業後、就職や進学に悩んでいる方にお勧めの学校です。

最後に

いかがでしたか?
ここで紹介したことは、「商業高校」のほんの一部です。まだまだ商業高校には、教科書だけでは学べない生きた教育がたくさんあります。
魅力いっぱいの商業を、ぜひ私たちと一緒に学びませんか?そして、商業で輝きませんか?